Wikitude Instant Tracking
Instant Tracking**はマーカーを使わないで、スマートフォンの実画像の表面に、双方向通信機能を持つAR画像を投影するアプリケーションです。
開発プラットフォームである WikitudeSDK は独自のSLAM* Instant Tracking 技術を持っています。それがWikitude SMARTが内蔵しているARKitとARCoreとダイナミックに接続してマーカーレスARを実現します。
また、内蔵しているInstant Targets はユーザーのセッションをそのフォーマットの中に save、 load、をさせ、ユーザーの異なったデバイス、OSからのアクセスを可能にします。
Instant Tracking は、販促支援、設計の可視化、ゲーム、製品の遠隔保守、遠隔支援、組み立て支援などをするための理想的なAR 機能です。室内外で稼働します。
Courtier Co.,Ltd.は、SDK PRO 3D( Geo AR, Image, Object, and Instant Tracking機能を持つ)を使用して開発をする予定です。(2020年6月開発開始予定)
**インスタントトラッキングは、あらかじめ定義されたターゲットを認識し、ただちに任意の環境でトラッキングを開始するアルゴリズムを持っています。
*SLAM: Simultaneous Localization and Mapping, 自己位置推定とマッピングの同時実行、の略語で、移動体の自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術の総称です
正確な位置に配置されたデジタルコンテンツ
Instant Tracking は、WikitudeのSLAM技術を使うための最初に必要となる機能です。Instant Tracking ARの実行中、SLAMは、未知の環境(場所)の中で、自己位置の推定とマッピングによって、ユーザーの場所を特定します。
これによって、開発者はターゲット・イメージやマーカー・オブジェクトを必要とせずに容易にユーザーがいる場所にARコンテンツを表示するマーカーレス機能を作ることができます。
プラットフォーム間をまたぐ開発と高度なデバイスの接続
SMARTは、単一プラットフォームAR SDKの中にあり、AR KitとAR CoreそしてWikitudeのSLAMエンジンとをシームレスに結ぶAPIです。
このことは、開発者にとって、詳細なAR KitやAR Coreに取組み必要がなく、その開発プロジェクトを、Java Script、Unity、Xamarin、PhoneGap、Flutterなどの言語で進められることを意味します。
SMARTはダイナミックにエンドユーザーのデバイスを見分けて、それぞれの特別な環境の中で、AR Kit、AR Core、またはWikitude SLAMが使われるべきか否かを決定します。
AR実行中に複数ユーザーがAR環境を容易に共有可能
Insatnt Targets のフォームの中にInstant Tracking のセッションは保管されます。
ARの実行中は多くのユーザーが複数のデバイス、複数のOS(iOS、Androide、UWP) からアクセスしてきます。Instant Targetsはこれを可能にしています。
正確な比率で配置されるデジタルコンテンツ
それぞれの与えられたスクリーン(X,Y)の比率を正確に理解します。合致させる風景の中に、作成した複数の点が3Dで調整された内容を知っていることで、風景の中に正確な比率でAR画像を位置付けるので、特に使いやすくなっています。
販売促進、営業、ゲームの事例
優れた販売促進の最初のステップは商品を人に見てもらうようにすることです。Instant Tracking がない場合は、顧客は彼らが物理的に置かれている環境の中で、デジタル化された価格と多くの商品を見て、やり取りをします。
一方で、AR化された長椅子がある場合は、リビングルームの中でAR画像を見て、それを何度も再設置することができます。3D ハウスを新しく購入した土地に配置し、デジタル太陽光パネルを屋根に乗せてみせたり、お客様にリアリスティックな最終形を見せることができます。
ポケモンGOで素晴らしいデモを見せたゲーム産業と同じように、小売り業のアウトレットには明確な可能性があります。
デジタル記述を追加書き込みし、シェアーする事例
実際の風景の中に、役に立つデジタル注釈を少し追加しシェアーすることで、直面している実際の状況を他人によりよく理解させることができます。
Instant Targetを使うことで、現場に出向いた保守要員は、直接、AR端末(スマートホン、タブレット、PC) 上に重要な記述した重要なメッセージを支援センターに送った後は、専門要員に任せて、気になっている次の場所に移動することができます。
インテリアデザイナーは数多くある家具をデータ保管して、然るべき時にクライアントに見せることができます。
この可能性は無限です:工場の現場管理者、倉庫の作業要員、組み立てラインの工員、その他、現場を取り仕切っている中で、リアルタイムの支援情報を必要としているすべての人に役立ちます。
・Geo AR・Image Tracking・Object Tracking・Scene Tracking・Instant Tracking・Rendering Engine・Studio Editor
AR:遠隔保守支援システムの概要
ミスをなくす、第4次産業革命(インダストリー4.0)が起こっています。保守的な産業は外からこれを眺めている一方で、インヅストリー4.0を推進する産業は、すでにARの拡張機能MRO(保守、修理、作業)の実践で投資の果実を刈り取っています。
どのようにしてARが、予防保守、修繕保守、予測保守を新レベルに引き上げているかを説明します。
保守におけるAR
産業の分野では保守作業が非常に重要な仕事であることは言を待ちません。それが性能、生産性、製品品質に直接に影響を与えるため、保守は常に向上し、完璧を求める工芸品のようでした。そして、さらに今日の保守分野における革新は間違いなくAR技術によってもたらされます。
簡単に言えば、ARは画面に重ね合わされたリアルタイムのデジタル情報によって、ユーザーにその視野を広げる役割をします。それにも増して、ARは製造業の保守、修理、作業を取り巻く多くの挑戦に対する価値ある解決策なのです。
MRO(保守・修理・作業)システムによって細かく調整されて進化したARの明らかに進んでいる点を見てみましょう。
AR保守の一般的な利点
・ヒューマンエラーの縮小
・作業時間の短縮
・故障の削減
・故障時間の縮小
・費用の削減
・生産性の向上
・作業スピードの向上
・修理率の向上
・規則遵守の向上
・利益の向上
ARのケーススタディ
ボーイング社は製造時間を25%削減しエラー率を0にしました。Boeing
GE Aviation社は、スマートグラスによって作業効率を8~12%向上させました。GE Aviation
GE Healthcare社は、ARによって在庫管理要員の生産性を46%向上させました。GE Healthcare
GE Renewable Energy社は、ケーブル技術者の生産性を34%向上させています。GE Renewable Energy
この数字は真実です。これらの優れた先進性を考えるとともに、大規模工場の故障は通常のMRO(保守・修理・作業)プログラムを維持することよりも巨額の費用が発生するという事実を考えると、AR保守の使用例は、より一層重みを持ってきます。。
AR保守の事例
かつては製造業の保守はあまり重視されていませんでした。機械は遅く、要求は強くなく、管理の仕組みは大変簡単で、故障は致命的ではありませんでした。しかし、現在の最先端現場では全く違った展開になっています。
過去数十年で、より傑出した開発がされたことで、産業革命以来の多くのことが変わりました。物理的な文章からデスクトップPCの上のデジタル文書に変わり、やがて、スマートモバイル機器に進化し、現在ではハンズフリーのウエアブル先端技術(よく知られたスマートグラスsmart glasses)にたどり着きました。
ARを生かした保守と修理作業のソリューション
・予防保守
作業員に組立て作業の説明
サービス内容の説明
不慣れな手順への詳細説明
完了チェックリスト
・修繕保守
サービスマニュアルの説明
遠隔支援
予測保守
性能一覧
データへのリアルタイムのアクセス
:モニタリング、制御作業、分解、分析
上記のすべてのソリューションがユニークな価値を持っていますが、その中でも、AR遠隔支援は身近な事例として明らかな価値を有しています。
ARによる遠隔支援
よく言われる、「私の見ていることを見る」という遠隔共同作業のようなことは、スペシャルな専門家がいつでも、どこにでも、その現場にいるという、新しい好まれるやり方のソリューションです。新しい、または複雑な問題が起きた時はいつでも、現場サービスの専門技術者はすぐにエキスパートに連絡を付けることができ、より早い診断と解決策を得ることができます。このことで修理時間の短縮と費用の節約ができます。
シェアーした現場画像の上に確実に残る注釈を付けることを可能にし、さらに、リアルタイムの双方向の音声とビデオ機能のおかげで、技術を持った作業員が現場から現場へ移動する費用が驚異的に削減しました。
「もはや、私達は、私達の主な機器の供給元が拠点としているドイツから、機器の修理のために人がくる必要がなくなりました。彼らは私達が見ているものを同時に仮想的に即座に見ることができるのです。そして、現場に来ることなく、診断を助け、問題を解決することができるのです。このことは私達が時間や距離に悩まされることなく、「仮想的」に作業ができるようになったことを意味します。
Helen Davis,VP of Supply Chain, Coca-Cora Refreshments
Coca-Coraの、サプライチェーンを通して、費用削減、品質管理の向上、効率の向上をARによって向上させたことはこちらをご覧ください。 Coca-Cola
永続的なARの実践と作業員の共同作業
企業の仕組みとプロセス中にAR技術を持ちこむための主要な原動力は作業員の中での共同作業です。現場の環境の中で、リアルタイムの3Dの注釈やオブジェクト(画像)の画面はチームが問題を効率的に解決し、かつ、移動のための余分な出費をなくす手助けをします。
Scene Recognition, Instant Tracking and, Persistent Instant Targets のような機能は作業員の間のAR実践の共有化を容易にします。風景認識機能(Scene Recognition)は、産業現場や機械を調べることに根負けすることから作業員を救います。Instant Tracking 機能は遠隔地の専門家が現場の作業員を臨機応変に支援できるようにします。
永続的な Instant Targets によるARの「save」と「load」の実行機能はスタッフに重要なメッセージを端末(スマートフォン、タブレット、PC)の上に直接残すことができるようにします。そして現場要員は次の気になる現場に移動することができるようになります。
これらの3つの機能が一緒になることで、異なったユーザー、機器、OS間でのARの共同作業がさらに進化しています。
保守は多くあるARの事例の一つです。Courtier Co., Ltd.はWikitudeSDKのSDK Pro 3Dソフトの正式なライセンシーとして、Wikitudeの開発プラットフォームの上で多くの革新的で前向きなソリューションを開発できることを誇りに思っています。2020年度にInstant Tracking 機能をベースに日本の製造業向けの遠隔保守、遠隔支援のクラウドサービスの機能を開発する予定です。
Instant Tracking AR
Instant Tracking :ARの事例と作り方 2019年5月7日
Instant Tracking AR技術は、ARの実行を起動する前に定義するマーカーなしで、目の前の物理的な画像を映している端末画面(スマートフォン、タブレット)の上に双方向交信可能なデジタルコンテンツを投影するAR アプリケーションを実現します。
どのようにInstant Tracking機能が作動するのか、そして、それを作ることで何が可能なのか、をよりよく理解するために以下のトッピックスをお読みください。
・事例
・説明
・Instant Targetsとは
・SMART-Seamless AR Tracking with ARKIt & ARCore
・AR SDK ダウンロード(無償トライアル)
・作り方の解説
Tnstant Tracking AR 事例
下記のビデオにある、いくつかの産業におけるARのコンテンツの事例はInstant Tracking 機能を使用したものです。
ビデオに見られるようにInstant Tracking技術は多種類のアプリケーションに使うことができます。小売業、報道、販売促進、家具設置、博物館、などや、不思議な海亀が空中を泳ぐなど、単純に面白いことなどに応用できます。
retail, journalism, marketing campaigns, furniture placement, museums sea turtle
Instant Tracking AR技術の説明
Wikitude AR技術シリーズの最初の記事でカバーされた、 Object & Scene Trackingと違い、Instant Taracking は事前に定義されたターゲットを認識することは不必要です。そのため、トラッキング手順はそのあとで開始されます。
その代わり、物理的な環境そのものをトラッキングすることで初期設定されます。このマーカーレスARはSLAM(自己位置推定とマッピング機能)によって可能になっています。
SLAMはComputer Visionが映像データを物理的な実世界から得る技術です(通常はトラックされた複数の点からなるフォームの中で。)デバイス(スマートフォン、タブレット、スマートグラス)は、環境を理解し、適切なやり取りをするために、このインプットされた映像データを使います。
これを成し遂げるために、Instant Tracking 裏のアルゴリズムが、2つ全く別の状態で、作業をします。
・初期化の段階
エンドユーザーはインディケーターを並べるためのデバイスを指し示すことで、トラッキング・プロシージャーの出元を分別することを要求されます。一旦、ユーザーが並びを確認すると、成功裏にトラッキング段階に移ることになります。
・トラッキング段階
この環境は継続的にトラックされている状態で、物理的な風景の中にAR画像が適切な位置に配置されます。
この、環境をㇳラッキングする機能は上記のビデオの中でデモされているような、非常にスペシャライズされた事例を可能にします。
最後に、家具の配置変更サンプルアプリをどのように作るのかを説明します。それはInstant Tracking技術の可能性を理解し探検することの手助けになるでしょう。
次に、Instant TargetsとSMARTの、Instant Tracking AR 機能に重要な、2つの機能をお話しします。
Instant Targets
Instant Targets はAR Instant Tracking の機能の一つです。それはエンドユーザーに彼らのセッションを save とload する機能を提供します。
これは、重要なデジタル記述、指針、実映像AR、そして、すべてのARの実行そのものに対して、複数のユーザーのアクセスデバイスと異なったOS(iOS、Android、UWP)によって、異なった場所から同時にアクセスでき、実行できることを意味しています。
これは、ARのシェアーと再訪問を容易にしています。
Instant Targets はユーザーにAR実行の load(呼出し)とedit(編集)とresave(再保管)を臨機応変にさせます。特に遠隔支援と保守の事例に大きな実現可能性があります。
一方でInstant TargetsはユーザーがARの実行をシェアーすることを助けることをしますが、SMARTはデバイスのAR適応性を非常に拡大します。
SMART - ARKitとARCore のつなぎ目のないAR Tracking
SMARTは、Instant Tracking 機能の中にある、つなぎ目のないAPIです。それはARKitとARCoreとWikitudeのSLAMエンジンを単一乗り合いのAR SDKプラットフォームに統合します。
それによって、開発者は個別のARKit/ARCoreのコードと取り組む必要がありません。そして、JavaScript、Unity、Xamarin、Cordovaのどれかで、彼らのプロジェクトを作り上げることができます。SMARTはダイナミックにエンドユーザーのデバイスを定義し、どれがそれぞれの特定のケースに使われるべきかを決めることをします。
最高に優れたことの一つは、開発のフェイズの中で、異なったコードでやり取りをしなければならないことがなく、市場で手に入れられるデバイスの広い範囲での大きな互換性がもたらされるということです。
Wikitude AR SDK download (Free Trial)
Instant Trackingを体験するために無料のダウンロードをしてみましょう。
Wikitude SDK for Android
Wikitude SDK for iOS
Wikitude SDK for Windows
Wikitude SDK for Unity
Wikitude SDK for Cordova
Wikitude SDK for Xamarin
使い方:Instant Tracking サンプルと説明
あなたの好みのプラットフォームに向けたWikitudeのドキュメンテ―ションにアクセスして、どのようにInstant Trackingのサンプル体験をするのかご理解ください。
この説明は基礎的な理解による簡単な機能作成、3Dモデルの追加での移動、そして最低限の相互交信、でスタートします。このやり方で作業をすることで最終的に十分に本格的な家具の移動事例ができます。
Instant Tracking ARの実践をしてみる
Insatant Tracking 技術をどのように使うかを学ぶことは、最新のAR世界では必須です。それはAR プロジェクトをロケーション、イメージ、オブジェクトがターゲットにされたさらに先に導くだけでなく、異なるデバイスとプラットホームで、場所を問わず、時間を問わず発生するARの実行を可能にします。